30-2 懐かしい週末の父の味、オムライスを受け継いで
オムライスは、私が幼い頃、週末のお昼ご飯に父が作ってくれた懐かしい思い出の料理です。
たっぷりのケチャップとソースを入れて作るシンプルなオムライスは、私の大好物でした。
キッチンから、何ともいえないケチャップとソースの甘くてちょっとスパイシーな香りが漂うと、
「お昼はオムライス!ケチャップで今日は何を描いてみようかな?」とあれこれ考えながら
出来上がるのを待っていました。
赤く色付いたケチャップライスは、玉ねぎと牛肉だけのとてもシンプルなものでしたが、
それだけで何杯でも食べられるくらい大好きでした。
食べきれないほど多めに入れてもらい、いつも卵からはみ出していたことを思い出します。
そんな私が母になり、週末のお昼ご飯として子ども達に父から受け継いだオムライスを
作るようになりました。
私が作るオムライスは、少し薄めの味。
「父はきっともっと豪快にケチャップとソースをいれて作っていたのかな?」
と、ふと思うのですが、私と同じように子ども達も出来上がったオムライスに
ハートやイニシャルを書いて仕上げることを楽しみにしているので、薄めの味付けぐらいがちょうど良いのです。
シンプルな具材でシンプルに作る父の味、また週末に作ってあげようと思います。
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